開院のお知らせ
「まだ小さいから歯医者は早いかな」「泣いてしまったらどうしよう」——新小平で子育て中のご家族から、こうしたお声をよくお聞きします。歯が生えたばかりのわが子を連れて行っていいのか、判断に迷うのは自然なことです。この記事では、初めての歯科受診に適した時期と、お子さんが怖がりにくい受診の工夫について、家族目線でお伝えします。
乳歯が生え始めた1歳前後が歯医者デビューの目安です

結論から言うと、下の前歯が生え始める生後6〜8か月頃から、遅くとも1歳6か月児健診のタイミングまでには一度歯科医院を受診しておくと安心です。むし歯ができてから初めて来院するより、何もない状態で「慣れておく」ことに大きな意味があります。
乳歯は生後6〜8か月頃から生え始めます
多くのお子さんは生後6〜8か月頃に下の前歯から乳歯が生え始め、3歳頃までに上下20本が生えそろいます。歯が1本でも顔を出した時点で、むし歯や歯ぐきのトラブルが起こる可能性は生じるため、「まだ本数が少ないから」と様子見にする必要はありません。
自治体の1歳6か月児健診が受診のきっかけになります
厚生労働省が定める1歳6か月児健康診査は、心身の発達を確認するために実施される健診で、対象は満1歳6か月を超え、満2歳に達しない幼児とされ、歯科健診も含まれています[1]。この集団健診をきっかけに歯科医院デビューするご家庭は多いですが、健診で「要観察」と言われてから探すのではなく、健診前に一度かかりつけを持っておくと、その後の相談がスムーズです。
1歳6か月を過ぎるとむし歯が急に増え始めます
日本小児歯科学会の資料によると、1歳6か月児歯科健診では全国的にむし歯は少ないのですが、3歳児になると急激に増加していることが指摘されており、1歳6か月児歯科健診後にむし歯が急増しているため、全ての乳幼児は「かかりつけ歯科医師」を持ち、定期的に精密な歯科健診・必要な治療・管理を受けることが望ましいとされています[2]。つまり「1歳半で何もなかったから安心」ではなく、そこからの継続的なフォローが重要ということです。当院では、この時期のお子さんに対しては治療よりもまず歯磨き習慣と食生活の相談を優先し、無理のない範囲で少しずつ診療台に慣れてもらう流れを大切にしています。
新小平で歯医者選びに迷ったら通いやすさと環境を確かめましょう
小さなお子さん連れの通院は、駅からの距離やベビーカーの扱いやすさで負担が大きく変わります。数字や設備だけでなく、実際に「毎月でも通える場所か」を基準に選ぶことをおすすめします。
新小平駅から徒歩5分・駐車場8台で通いやすさを確保
電車でもお車でも通いやすい立地は、乳幼児期から学齢期まで長く付き合う歯科医院を選ぶうえで見落とせないポイントです。定期的なフッ素塗布や検診は一度きりでなく継続することに意味があるため、無理なく続けられる距離感は治療の質と同じくらい重要だと考えています。
院内フルフラットでベビーカー・車椅子のまま入れます
下のお子さんを抱っこしながら段差を気にする必要がなく、きょうだいでの通院や高齢のご家族との同伴もしやすい環境です。
空気環境や器具の管理体制も選ぶ基準になります
小さなお子さんが過ごす場所だからこそ、衛生面の体制も気になるところです。当院では医療用空気清浄機を設置し、器具の滅菌にはクラスB滅菌器と器具洗浄機を導入しています。院長自身も子を持つ親として「自分の子どもを安心して連れて来られるかどうか」を基準に院内環境を整えており、これは特別な設備というより、家族で通う歯科医院として当たり前にしておきたいことだと考えています。
泣いても大丈夫、段階を踏めば歯医者に慣れていけます
初めての受診で泣いてしまうのは珍しいことではなく、それ自体が「失敗」ではありません。大切なのは、いきなり治療を始めるのではなく、器具や診療台に少しずつ慣れる段階を踏むことです。
「見る→触れる→やってみる」の順に慣らす方法があります
奈良県歯科医師会が公開する資料では、行動変容を促す方法としてTSD法を基本にトレーニングや診療を進めることが紹介されており、不安や恐怖刺激の弱いものから順に強い刺激にステップアップし,リラックスにより不安や恐怖感を減らしていく段階的な進め方が有効とされています[3]。具体的には歯磨きから始め、ミラーを見せる、口の中に軽く触れるというように、できたことを一つずつ増やしていくイメージです。
初回は治療をせず慣れることを優先する日もあります
痛みや腫れなど緊急性のある症状がない限り、初回の受診で無理に治療まで進める必要はありません。診療台に座れた、口を開けられた、器具を見せてもらえた——そうした小さな「できた」を積み重ねることが、次回以降の受診をスムーズにします。保護者の方には、事前に「痛いことはしないよ」と正直に伝えていただき、行ってみたら話と違ったという経験を避けることをおすすめしています。
フッ素塗布など負担の少ない処置から始める選択肢もあります
慣れる段階と並行して、フッ素塗布のようなお子さんの負担が少ない予防処置から始める方法もあります。e-ヘルスネットによると、フッ化物歯面塗布は単に1回受けても効果は得られません。年2回以上定期的に継続して受ける必要があります。乳幼児に定期的に継続して実施した場合、むし歯をほぼ半分に減少させたとの報告があるとされており[4]、継続して通うこと自体が予防につながります。当院では、こうした処置を通じてまず「歯医者は怖い場所ではない」という経験を重ねてもらうことを重視しています。
| 受診の段階 | 目安の内容 |
|---|---|
| 初回 | 歯を見せる・診療台に座る練習 |
| 2〜3回目 | ミラーやブラシに触れる練習 |
| 継続受診 | フッ素塗布・仕上げ磨き指導・定期検診 |
まとめ
- 乳歯が生え始める生後6〜8か月頃から1歳6か月児健診までの間に、一度歯科医院を受診しておくと安心です[1][2]
- 1歳6か月児健診後にむし歯が急激に増える傾向があるため、健診をきっかけに終わらせず継続的なフォローが大切です[2]
- 当院は新小平駅から徒歩5分・駐車場8台、院内フルフラットでベビーカーや車椅子のまま通える環境を整えています
- 泣いてしまっても、TSD法のように段階を踏んで慣れていく方法があり、初回から治療を急ぐ必要はありません[3]
- フッ素塗布のような負担の少ない処置を継続することが、むし歯予防と「歯医者に慣れる経験」の両方につながります[4]
新小平で初めての歯医者選びに悩んでいる方は、院内フルフラットでベビーカーのまま入れる当院にご相談ください。お子さんの月齢やこれまでの様子をうかがいながら、無理のないペースで受診を進めていきます。詳しい初診の流れは初めての方へ(初診の流れ)のページでご案内していますので、来院前にご確認いただくと当日の流れがイメージしやすくなります。
関連する診療ページ:小児歯科
参考文献
[1] 厚生労働省「乳幼児に対する健康診査の実施について(1歳6か月児健康診査)」mhlw.go.jp
[2] 日本小児歯科学会「これからの小児歯科医療のあり方について」jspd.or.jp
[3] 一般社団法人奈良県歯科医師会「トレーニング(行動変容法・TSD法)」nashikai.or.jp
[4] 厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物歯面塗布」kennet.mhlw.go.jp